設立主旨

　『紀伊山地の霊場と参詣道』は、紀伊山地の自然がなければ成立しなかった「霊場」と「参詣道」、それを取り巻く山、川、海、滝、温泉や人間の営みなどの「文化的景観」が大きく評価され、平成16年7月ユネスコ世界文化遺産に登録されました。
　和歌山県にある永遠の聖地『高野山』、自然崇拝の聖地『熊野』は、いにしえからの霊場として、寛容の精神を受け継ぎながら多くの人々を受け入れてきました。
　近年、世界的な評価が高まり国内外の人々に今もなお感動を与え続けています。
　このような中、令和元年7月に世界遺産登録15周年を迎えました。これを契機に『紀伊山地の霊場と参詣道』の価値の継承とさらなる魅力を国内外に発信するため、各界著名人からなる『高野山・熊野を愛する100人の会』を設立します。