高野山・熊野を愛する百人の会

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メンバー紹介

細密鉛筆画家

篠田 教夫さん

Profile

1947年神奈川県生まれ。2007年東京、目黒区美術館「線の迷宮Ⅱ-鉛筆と黒鉛の旋律」。2008年集英社新書ビジュアル版「神と仏の道を歩く」神仏霊場会・編、鉛筆作画と監修。中京大学C.スクエアー「鉛筆画の世界」。2014年日本TV「ぶらり途中下車の旅」、日本TV「ぎゃっぷ人」、読売TV「大阪ほんわかテレビ」、TV東京「L4You!」等出演。2016年小学館創業90周年記念企画「日本美術全集第20巻(弥勒菩薩半跏像)収載」。2017年熊野那智大社「那智瀧図デジタル版」奉納。熊野那智大社御創建1700年「那智瀧図記念御朱印用紙」を那智勝浦町ロータリークラブ奉納。他個展多数。

熊野の聖地と人びとに魅せられて

熊野を初めて訪れたのは、2008年7月友人の誘いで古座川の河内祭の見物に出かけた折りでした。紀勢本線の車窓から熊野灘を眺めていると、火山性の海岸が見えてきて、紀伊半島に火山らしきものは無いはずなのにと不思議に思い、これが熊野に魅せられるきっかけとなりました。河内祭で偶然地元の地質学者に出会い、車窓から火山性の海岸が見えるわけを尋ねたところ、1400万年前には熊野カルデラ火口など、巨大なカルデラ火口があって、那智の大滝や橋杭岩など、その痕跡が各所に数多く残っていると教えられました。それ以来神倉神社の御燈祭や熊野那智大社の扇祭の火祭りは、嘗ての火山活動となにか関係しているのかもしれないと勝手なイメージを膨らませています。そして、熊野でなによりも忘れ難いのは、その地で接した市井の方々の温かさです。この温かさこそ熊野の尽きぬ魅力を支えているのだとおもえてなりません。

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