高野山・熊野を愛する百人の会

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メンバー紹介

熊野那智大社宮司

男成 洋三さん

Profile

昭和28年11月21日 熊本県生まれ 
昭和51年3月 國學院大學卒業
同年   4月 明治神宮奉職
平成15年8月 明治神宮禰宜
平成22年3月 明治神宮崇敬会理事長
平成23年4月 明治神宮権宮司
平成28年4月 熊野那智大社宮司
和歌山県民俗芸能保存協会会長、和歌山県神社庁理事

自然崇拝の聖地「熊野・那智」

本州最南端に位置する熊野は、太平洋の黒潮により気候温暖にして、山は重畳と連なり、山、海、川の山紫水明の景勝地である。熊野には、聖なる奥深い自然と神々の力によって、訪れる人々の罪穢れを祓い清めて、人間本来の身心に蘇らせてくれる世界が息づいている。
名瀑那智の滝は、今も昔も人々の心を捉えて離さない。俳人高浜虚子が「神にませばまことうるはし那智の滝」と詠んだように、日本人はこの滝に神を観たのである。
参道の石段を上った那智大社からは、那智の滝を始め、眼前には那智原始林が、遠くには太平洋を望む。そして、朝陽は社殿に降り注ぎ、ここでは太陽と滝、海と山を一度に拝することができる、まさに自然崇拝の聖地である。
熊野は、鬱蒼とした大自然の中に神と仏が共存する世界として長く信仰されてきた。那智山は今も神社とお寺が共存する日本人の信仰の原点であり続ける。

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