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メンバー紹介
在京和歌山県人会会長
谷口 博昭さん
昭和23年8月生まれ、高校卒業まで和歌山市に在住。東京の大学を卒業後建設省(現国土交通省)に入省、茨城県を振り出しに本省、近畿・中部地方建設局と同整備局、国土庁の各部署勤務の後近畿地方整備局長、道路局長、技監、事務次官を務め、平成22年退官。その後芝浦工業大学専門職大学院教授、(一財)国土技術研究センター理事長を経て、現在の(一財)建設業技術者センター理事長、平成25年から在京和歌山県人会会長を務める傍らボランティア活動等に参画。
多様な価値観の時代であるが、「令和」の時代に相応しい価値観を見出し共有することを期待したい。人は所詮一人では生きていけない。他人を思いやる慈悲のこころを大切に助け合い支え合い共に生きることが望まれる。万葉集からの出展である「令和」は、花鳥風月等自然を大切にすることを諭している。世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」は、紀伊山地の自然に育まれた「霊場」と「参詣道」、それを取り巻く山、川、海、滝、温泉や人間の営みなどの「文化的景観」が大きく評価されている。熊野古道は、サンティアゴ巡礼道と共に世界に二つだけの「世界遺産の道」である。みちは地域を結ぶのみならず時空間を超え人と人とを結ぶ。豊かな自然と歴史文化を有する和歌山県の高野山・熊野に国内外から多くの方々が訪れ、熊野古道幽玄の時空間の中で心身共に蘇り健康で幸せな人生を送っていただく契機となることを期待したい。
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