高野山・熊野を愛する百人の会

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メンバー紹介

日本私立学校振興・共済事業団理事長

清家 篤さん

Profile

1978年慶應義塾大学経済学部卒業。専門は労働経済学、博士(商学)。1992年慶應義塾大学商学部教授、2007年同商学部長などを経て2009年より2017年まで慶應義塾長。現在、全国社会福祉協議会会長、内閣府経済社会総合研究所名誉所長、社会保障制度改革推進会議議長などを兼務。これまでに、社会保障制度改革国民会議会長、日本労務学会会長などを歴任。またILO仕事の未来世界委員会委員、ハーバード大学客員教授なども務め、2016年にフランス政府よりレジオン・ドヌール勲章を授与されている。著書には『雇用変革』(NHKブックス)、『高齢者就業の経済学』(共著、日本経済新聞社、第48回日経・経済図書文化賞)など多数。

和歌山の“伝統の力”と“新しい力”

以前、仁坂知事と対談をさせて頂いたときに「和歌山には“伝統の力”と“新しい力”、両方共存していますね」とお話したことを覚えています。
和歌山の“伝統の力”とは、いうまでもなく「高野山」や「熊野三山」、それに、この霊場を結ぶ参詣道などです。世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』に登録されているとおり、日本の精神文化の源流として、また観光資源としての魅力は格別です。
和歌山の“新しい力”とは、世界に誇る技術を有する製造業が立地すると同時に、きわめて付加価値の高い梅や蜜柑などの農作物やマグロや鯛などを育てる一次産業の技術にみられる、伝統的な産業を高度化しているところです。
伝統を守りつつ新しい価値を生み出すという両方の力を併せ持つ和歌山県は、日本の社会を高質で豊かにするために大切な役割を果たしてくれるはずです。今回、『高野山・熊野を愛する100人の会』に参画することで、その一助となれればと思います。

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