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メンバー紹介
國學院大學参事・東京大学名誉教授
西村 幸夫さん
1952年福岡市生まれ。東大卒、同大学院修了。明治大学助手、東京大学助教授、同教授、神戸芸術工科大学教授等を経て、2020年より現職。専門は都市計画。工学博士。日本ならびにアジアの歴史都市の保全計画立案にかかわる。
主な著作に『都市から学んだ10のこと』(学芸出版社、2019年)、『県都物語』(有斐閣、2018年)、『西村幸夫 文化・観光論ノート』(鹿島出版会、2018年)、『まちを想う 西村幸夫講演・対談集』(鹿島出版会、2018年)、『都市保全計画』(東大出版会、2004年)など。編著に『まちを読み解く』(朝倉書店、2017年)、『まちの見方・調べ方』(朝倉書店、2010年)など。
2004年の世界遺産登録の際には、国際イコモスの副会長として日本から出された推薦書の評価にかかわりました。2016年の世界遺産の追加登録の際には、今度は和歌山県が組織した関連文化財指定検討委員会のメンバーとして、さらには追加推薦書作成のために組織された学術委員会の座長として、紀伊山地の霊場と参詣道の世界遺産登録の問題にかかわってきました。登録後も構成資産の維持管理に関して三県協議会のもとに設置された専門委員会の座長として、現在もかかわり続けています。
高野山や熊野古道を訪れるたびに実感するのは、心を洗われるような自然の豊かさとそれと分かちがたく融合した祈りの日本的な姿です。Spiritual Japanをいつまでも大切にして、世界にその価値を知ってもらうこと、そのための力になれれば幸いです。
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