高野山・熊野を愛する百人の会

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メンバー紹介

皇學館大学名誉教授

半田 美永さん

Profile

和歌山県紀の川市出身、現在伊勢市在住。専攻は国文学(日本近代文学、森鷗外・正岡子規等)。中国河南師範大学客員教授として日中学術交流にも取り組む。和歌山県史編纂・執筆に参画。著書『劇作家阪中正夫―伝記と資料』『佐藤春夫研究』『文人たちの紀伊半島―近代文学の余波と創造』『近代作家の基層―文学の〈生成〉と〈再生〉』等、共編著『有吉佐和子の世界』『紀伊半島近代文学事典』『丹羽文雄文藝事典』等。国際熊野学会、解釈学会、子規研究の会等の常任委員、理事を務める。趣味は、大相撲観戦と観劇。

我が国最大の紀伊半島は、高野山・熊野三山を包摂し、世界屈指の精神文化が凝縮された場(トポス)として知られています。ここに生きる私たちは、人びとの過去、あるいは現在・未来に思いを巡らし、人間としてのあるべき姿を思考することのできる、大変恵まれた環境に置かれています。万葉集が、国民の歌集として全ての日本人に愛されるように、高野山・熊野の時空は、単に〈癒し〉の空間としてだけではなく、普遍的な価値を有して様ざまな角度から人びとを啓発します。めまぐるしく変転する世界の情勢の中で、「高野山・熊野」のオーラは、今後ますます意味を帯びて来るに違いありません。

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