元号が改まり、令和という新しい時代を迎えましたが、混迷を深める世界において日本の果たすべき役割は益々大きなものとなっています。そのような中で、同じ年に世界遺産登録十五周年を迎える熊野・高野山という神仏一体の聖地が持つ精神やあり方を国内外に向けて発信していくことは、大いにその一助となるはずです。
また、明年は東京オリンピックが開催され、世界各国から多くの人々が日本を訪れます。観戦を兼ねて熊野・高野山にお越しになる訪日観光客の方々におもてなしをしてファンになってもらい、その魅力を帰国して語って頂ければそれが最高の発信となることでしょう。
「高野山・熊野を愛する１００人の会」の皆様方や御関係の方々と共に熊野・高野山の素晴らしさを広め、守っていくことが、次世代の子供たちへ熊野・高野山の貴重な文化財や悠久の大自然を残し、思いを繋いでいく事への足がかりとなりますよう心より祈念いたします。